国内コロナ死者1千人に 世界平均とほぼ変わらぬ死亡率

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 新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が20日、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客13人を含めて日本国内で計1千人となった。国内の感染者数は7月に入って再び急増している。高齢者や基礎疾患を抱えている人などは重症化するリスクがあり、感染が高齢者に広がれば、死者が再び増えるおそれもある。

 国内で最初に死者が報告されたのは2月13日。神奈川県の80代女性だった。その後、感染の広がりとともに死者数も増加。朝日新聞の集計によると、4月5日に100人、22日に300人を超えた。5月2日には1日あたりで最多となる31人の死亡が確認され、累計で500人を超えた。

 3月29日にタレントの志村けんさん、4月23日に俳優の岡江久美子さんがいずれも肺炎で亡くなるなど、著名人の犠牲も相次いだ。

 国内の感染者数は19日午後9時時点で、クルーズ船を含めて計2万6212人に上る。英オックスフォード大などの集計によると、20日時点で日本の死亡率は約3・9%。世界平均は約4・2%で、日本はさほど変わらない。アジアの他の国や地域は中国で約5・4%、韓国で約2・2%、台湾で約1・5%になっている。

 米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、世界の感染者数は1450万人、死者数は60万人を超え、さらに増え続けている。

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